PMP 第6版 資格勉強 ITTO一覧

2020年10月、PMP試験に合格しました。PMP試験合格のための知識整理をしています。本サイトでは、PMBOKのITTOをリンク形式で確認することができます。

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プロジェクトマネジャーの行動特性と行動規範

プロジェクトマネジャーの行動特性と行動規範


行動特性

プロジェクトマネジャーには、以下の3つのスキルが必要である。

  1. テクニカルプロジェクトマネジメント
  2. 戦略的およびビジネスのマネジメント
  3. リーダーシップ

1.テクニカルプロジェクトマネジメント

  • 重要成功要因、課題、財務目標に焦点を当てる。
  • QCD、リスクなどをマネジメントする。
  • 綿密な計画に時間をとり、念入りに優先順位を付ける。
  • 専門知識を持つ人材をどのように確保するかを認識する。
  • 最新の業界動向によく通じている。
    • プロダクトおよび技術の開発
    • 各種標準
    • プロジェクトに影響する経済勢力

2.戦略的およびビジネスのマネジメント

  • スポンサーと協力し、ビジネス戦略とプロジェクト戦略の整合性を維持する。
  • 以下について説明する。
    • 顧客や市場の状況
    • 目的と目標、事業価値
    • 事業価値を最大化する戦略
    • 創造しようとしているプロダクトとサービス
    • 競争状況

3.リーダーシップ

リーダーシップとは、チームを統率し、モチベーションを与えながら、目標地点まで導いていくことである。

リーダーの資質とスキル
  • 明確なヴィジョンを持っていること
  • 楽観的でポジティブであること
  • 協調的であること
  • 次の事項を通して、コンフリクトマネジメントできること
    • 信頼を構築する
    • 懸念を一掃する
    • 個人的および専門家としての人脈を構築し育成する
    • 長期的視点で人間関係を構築する
  • 次の方法でコミュニケーションをとること
    • コミュニケーションに十分な時間を費やす(研究によると、有能なプロジェクトマネジャーはプロジェクトでの時間のおよそ90%をコミュニケーションに費やしている)
    • フィードバックを快く受け入れる
    • 建設的なフィードバックを与える
    • 問いかけ、耳を傾ける
  • 他者を尊重し、礼儀正しく、親しみやすく、親切で、正直で、信頼でき、忠実で、かつ倫理的であること
  • 誠実で高潔、文化的に敏感で、勇気があり、問題を解決でき、かつ決心が固いこと
  • 結果指向かつ行動指向の生涯学習者であること
  • 見直しと調整を加え、継続的に作業の優先順位をつけること
  • プロジェクトの主要な制約条件を継続的に監視すること
  • 全体的かつ体系的な視点を持ち、内部要因と外部要因を同等に考慮すること
  • クリティカルシンキングを適用し、自身の変更の起爆剤とすること
  • 効果的なチームを構築し、サービス指向で、ユーモアがあり、チームメンバーと効果的に情報を交換できること
  • 健康であること
リーダーのパーソナリティ
項目説明
真摯な他者をそのまま受け入れる。他人を思いやる姿勢を示す。
礼儀正しい適切な振る舞いや、エチケットを適用する能力。
創造的抽象的に考える。モノを違った角度から見る。革新するなどの能力。
文化的価値観 / 規範 / 新年など、他の文化に対する感度の能力の尺度
感情的エモーショナル:感情の背景を把握しマネジメントする能力の尺度
知性的複数の能力に渡る知能の尺度
マネジメント的マネジメント実務の潜在能力の尺度
政治的政治情報と成果実現の尺度
サービス志向他者に貢献する意欲
社会的人々を理解しマネジメントする意欲
体系的システムを理解し構築する意欲

行動規範

判断の難しい状況に直面した場合に、この規定が賢明な判断を下す助けとなると考えます。


責任

  • 私たちは、引き受けた業務を完遂し、約束したことを実行します。
  • 私たちは、社会、公共安全、環境の利益を最優先して意思決定し、行動します。
  • 私たちは、自分の経歴、経験、スキル、資格に見合った任務のみを引き受けます。※実力不相応な任務や能力の限界に挑む任務の担当が検討されている場合には、タイムリーかつ完全に報告し、任務に適しているかどうかを十分な情報に基づいて判断してもらうよう配慮します。
  • 私たちは、間違いや見落としにより発生した問題や結果に対する説明責任を果たします。

尊重

  • 私たちは、他人の規範と慣習について知識を蓄え、失礼だと思われるような行動を避けます。
  • 私たちは、他人の観点を聞き、その理解に努めます。
  • 私たちは、衝突や意見の相違がある相手と直接話し合う努力をします。

公正

  • 私たちは、意思決定を曖昧には行わず、明らかな基準に基づき実施します。
  • 私たちは、現実または潜在的な利害の衝突を積極的かつ全面的に開示します。
  • 私たちは、性別、年齢、性的指向、情実、先入観などに基づいて、判断を行いません。

誠実

  • 私たちは、真実を理解し、意思伝達と行動の両面において正直な態度で行動します。
  • 私たちは、明示的であれ暗示的であれ、確約や約束をする際には誠意に基づいて行います。
  • 私たちは、結果が悪いものである場合に、それをうやむやにせず、他人のせいにしません。
  • 私たちは、正しい情報をタイムリーに提供します。※悪い知らせであっても、勇気をもって共有します。
  • 私たちは、他人が安心して真実を語れるような環境を作る努力をします。
  • 私たちは、真実の半分しか伝えなかったり、情報を伝えないことは、全面的に虚偽を伝えることと同等であると理解しています。
プロジェクトマネジャーの行動特性と行動規範.txt · 最終更新: 2020/10/09 01:49 by admin